【開催報告】セミナー「-災害と法-自然災害における法的紛争の諸相」

2020年2月7日 

【セミナー開催報告】
 2020年2月7日午後、香川大学研究交流棟5階研究者交流スペースにおいて、『-震災と法-自然災害における法的紛争の諸相』のタイトルで、当センターと、大学コンソーシアム香川および香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構との共催によるセミナーを開催しました。
 今回のセミナーでは、最初に香川大学大学の理事・副学長(教育担当)である今井田克己氏より開会の挨拶をいただきました。
引き続き、香川大学法学部教授の鹿子嶋仁氏が、2019年10月に最高裁において宮城県石巻市立大川小学校の津波被害における損害訴訟の上告が棄却され、原告の請求が一部認容された二審の仙台高裁判決が確定したことを受けて、「自然災害と裁判-大川小学校津波訴訟等を素材として」と題した講演を行いました。
 また、熊本地震を経験された弁護士の和田明大氏(熊本県弁護士会所属)に、昨年度に引き続き今年度も「平成28年熊本地震における法的紛争の諸相-震災ADRにも触れつつ-」と題し、震災当時の状況や震災後の復興時において様々に発生した法的な問題点と、ADR*を活用した解決についてご講演いただきました。
 自治体、企業、防災組織、教育機関などの各方面から40名近くの方にご参加いただきました。参加された方は熱心に講演に聞き入っておられ、講演後には興味深い質疑がなされ、講師お二方がそれぞれの立場から丁寧に回答していました。自然災害が多発する昨今、法的観点からの様々な情報収集や情報発信の重要性、また日頃からの防災活動や心構えの重要性を改めて認識することができたセミナーとなりました。
*ADRとは「Alternative(代替的)」「Dispute(紛争)」「Resolution(解決)」の頭文字をとったもので、訴訟手続によらない紛争解決方法をさします。

【セミナーの概要】
 阪神大震災、東日本大震災、熊本県、近畿北部、北海道での震災、また各地での豪雨や台風による被害など、昨今はこのような自然災害が多く発生していますが、被災後の後片付けや、生活再建を考える際において、自治体・住民共に普段とは違った思わぬ法的問題に直面するケースが多くあります。今回のセミナーでは、香川大学法学部教授の鹿子嶋仁氏に「自然災害と裁判-大川小学校津波訴訟を題材として-」と題してお話しいただきます。また、熊本での震災に直面された和田明大氏をお招きし、災害復興に向けてどのような法的問題があったのか、どのように解決していったのか災害の現状と問題解決の実例を交えながらお話いただき、震災ADRについても触れていただきます。

■「-災害と法-自然災害における法的紛争の諸相」
■日 時:2020年2月7日(金) 13:30~15:30
■場 所:香川大学 研究交流棟5階 研究者交流スペース
      香川県高松市幸町1-1(香川大学幸町北キャンパス)
     ※詳しい場所は香川大学ホームページをご参照下さい。
     ※駐車場はございませんので、公共交通機関などでご来場ください
■講 師:和田 明大 氏 弁護士・熊本県弁護士会所属
     鹿子嶋 仁 氏 香川大学法学部教授
■定 員:70名
■受講料:無料
■主 催:香川大学四国グローバルリーガルセンター
■共 催:大学コンソーシアム香川
     香川大学四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構
■お問い合わせ:香川大学 四国グローバルリーガルセンター
       TEL:087-832-1776【受付時間】10:00~12:00,13:00~16:00 (土・日・祝日休業)
       E-mail:assistants@ls.kagawa-u.ac.jp
災害と法2019チラシ表